ボビンレースを楽しむ上で、消耗品といえば、レース糸とフィルムくらいです。

レース糸は、銘柄、番手が織る図案に応じて決まっています。 図案よりも制作する作品を大きく/小さくしたい場合は、銘柄、番手も変わります。図案によっては、デザイナーが拡大/縮小する場合の糸の番手まで指示してくれている場合もあります。

銘柄でレース糸のメーカーと素材がわかります。
メーカーによって、同じ番手でも糸の太さが一致しないので、図案の指定どおりにしないと目の詰み具合が変わり、うまくデザインを再現できない場合があります。

図案が指定している糸を変えたい場合には、糸ごとの直径を比較した対照表を用いて、太さが同じ糸にするとよいでしょう。対照表は、欧米のレースメーカーが作っています。

 レースメーカーが作っている対照表は、必ずしも全てのメーカーの糸が載っているわけではありませんが、載っていれば、変更の目安になります。

ボビンレースを始めた間は比較的太番手を用いるので、メーカー間の太さの相違は少ないし、作るレースの目も粗いので、銘柄を気にしなくてもよいかもしれません。

糸の素材には、絹、麻、綿などがあります。

絹レース糸は、品質低下や黄ばみやすいので、取り扱いに苦労する糸ですが、独特の光沢と滑らかな手触りが魅力です。また、他の糸に比べて、ほどき易いので、ウルリケのように失敗してもやり直せるところに魅力を感じているレースメーカーもいます。

麻レース糸と綿レース糸は、長期保存しやすいです。

麻レース糸は、さっぱりとした手触りが魅力です。糸の表面が毛羽立っていることとその滑りの悪さから、使う前に、蝋引きする方もいます。それでも糸を引き締める際に苦労します。
古典レースでは、非常に細い麻レース糸が用いられた作品もありますが、現在では、そのように細い麻レース糸は生産されていません。

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綿レース糸は、その柔らかな手触りの一方、作品に伸縮がでます。その丈夫さから、現在ある最も細いレース糸は、綿レース糸です。

 表面の毛羽立ちを押さえるためにガス処理をしたり、シルケット加工をしてシルクのような光沢を出している、上質な綿レース糸もあります。

綿レース糸で、1 m あたり、1 – 2 円、麻レース糸で、1 m あたり、2 – 3 円( 太番手のものはもう少し高いものもあります。)ですので、価格的には大きな違いがないので、上質なものをお勧めしています。

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【レース糸の項終わり】
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